本当に毎日忙しい。三年次からの編入で二年次の科目も取らなくてはならないので当然ともいえる。先日授業科目をここにも紹介したが、環境化学、システム進化学、基礎演習、地球環境学、物質循環、進化生命学など、地球のことを学ぶのは本当に幅広く奥が深い。学部の授業あと一年半でいったいその片鱗の何パーセントがカバーできるのであろうか。わずかな領域にしか思えない。海洋や大気や岩石など、対象分野が広いのである。しかもその基礎を理解するのに化学がいるしそのためには物理がいるし、結局数学もいる。ある程度の基礎がないと深い理解に到達できない。入学試験に数学や物理が必要なのは当然なのかもしれない。
やってもやっても新しい課題とレポートに追いまくられる。これも仕事をこなせるかどうかというミッション消化ととらえられるかどうかというところである。仕事ならこうだが学業ならこうだという感じもなんとなくつかめてきた。やりたいことをやる選択の権利があるというのがすばらしい。こうしながらきっとあっという間に時間が過ぎていくのであろう。東京大学に戻ってきたのは正解であった。