都内では多くのスポットで桜が咲き始めている。相変わらず震災の自粛ムードは今も引っ張っているが、節電対策などはやむを得ないとしても、みんなで落ち込んでいる必要はない。やはりここは前向きに生産活動を高め、できることをやり、明るく生きるしかないのではないか。東大病院の前のベルツ像のある公園とか、高戸橋のあたりの神田川沿いとか、ささやかな花見の席が開かれていた。都内の満開は今日から日曜あたりにかけてであろう。しかし強風にあおられたり花冷えの雨で散ってしまうかもしれない。桜の花ははかないのである。三島由紀夫の小説の中に出てきそうな日本庭園的風景が、あちこちで見られるこの一週間は貴重である。今度の土曜は東京六大学野球の春季リーグの開幕戦でもある。初戦は早稲田と東大戦。雨天の予報が外れることを祈る。