昨日のメッセージのテーマは「奇跡」であった。なんか宗教くさい響きもあるけど、われわれがこうして健康的に、そして文字通り健康に生きているのは、奇跡以外の何ものでもない。そしてこれは、自分で切り開いたりしたものではなく、まさに「与えられた猶予」であると思う。伴走者もまた一人増えた。助けるのではなく、助かる契機をもらっているという感じが最近する。
妄想にならない程度に、いまのこの、積み上げてきた生きている実感をかみしめていきたい。
2月前半に、職場の先輩が脳内出血で他界してから、どうも自分も影響を受けたのかもしれない。明日のことはわからないし、ならば今、できることをやるしかないではないか。マイナスに考えるのではなく、やりたいことから順番にやっていこう…とか。たしかに自分に都合のよい考え方もかなり入っているとは思うが、40過ぎて折り返しに入って、貰いに貰ってきたかずかずを、今度は要らないものを捨てて、そして、これだけでよいというものを探したくなってきたのである。
きょうで終わっても、何も問題ない…くらいに達観できればよいが、煩悩具足のわれわれなので、悔いてばっかしだが、ピーター神父も言われているように「きょうのわたしはこれだけでした」と、その日を生きられたことに感謝したいのである。