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奇跡の今日一日

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2014-10-02(Thu)

_ 妄想

わたしの宇宙観の妄想を一つ。

大きさのスケールというのは、われわれ人間が認識できるオーダーがたまたま人体の1.5mくらいということで、これを標準と思い込んでいる。しかしながら科学が発展して、極微の世界から天文スケールまで、さまざまなオーダーが認識対象となった。原子レベルのオングストロームの単位から、光が何年もかかって到達するくらいの距離が想像できる。

しかしそれより大きい世界、それより小さい世界はどうなっているのだろうか。こんなことを中学生くらいのときから考えるようになった。わたしたちの生命体がたまたま1.5mくらいだからといって、それは相対的なものに過ぎない。これを基準にしているから大小の観念が閉塞的になっているような気がしてならないのである。

わたしたちの生命スケールがもしオングストロームの単位だったら、もっと小さい単位が容易に認識できるだろう。しかしそうなると逆に1.5m程度の人体がとてつもない天文学的大きさに見えるのではないか。またわたしたちの生命スケールが膨張しつつあるこの宇宙のスケールだったらどうだろう。地球など極微の世界である。そして全宇宙のさらに外側に広がっている時空を簡単に認識できるのかもしれない。相対論など直感的に把握できる能力を持っていたかもしれない。

そのような妄想の中で思考実験を繰り返していたあるときのこと、原子は核の周りを電子がぐるぐる軌道を描いて回っているという説明に遭遇したとき、恒星と惑星の関係と同じではないかと思った。そして一気に思考が展開するのだが、この極微の世界と全宇宙が同一のもので、その大きさのスケールは循環しているのではないかという仮説にたどりついたのである。

まあ、気が狂っていると思って聞いていただけたらいいのだが、この目の前に死ぬほどたくさんある原子核の一つ一つが、われわれを包み込んでいる全宇宙そのものであるという考えである。たくさんあるが一つでしかない。逆も成り立ち、膨張している全宇宙は目の前にある原子核そのものである。

いま「原子核」とか「全宇宙」を、われわれが認識できる最も小さいものや最も大きいもののたとえとしてタームを使用しているが、それはニュートリノやヒッグス粒子でもいい。観測技術が進めばもっと小さいものが認識できるかもしれない。宇宙もまた同様である。

この中学生くらいのときからの考えは、いまも自分としては捨てられないでいる。反証に出会っていないからだ。かといって正しいという証明もない。なんとなくだがそう思っているに過ぎない。しかし堂々とそれを信じていると公表したら病院に連れて行かれるかもしれない。そんな感じであまり口に出すのもはばかられてきたのだが、いろいろな宇宙論の書籍を読んでいると、そんなに特殊な考え方でもない気がしてきたのである。

こういう妄想は自分だけかと思っていたのだが、10年くらい前に「ウロボロスの蛇」というモデルがあることを知った。ググれば簡単に探せるから見てほしい。わたしの考えていた妄想がぴったり合う。これにはほんとうに驚いた。妄想ではないかもしれない。


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