…です。「他のことがみんなうまくいかなくても、これには効果がある」ではないのか? それを期待しすぎたからかなぁ。期待ほどではなかった。
要するに、みんなと同じなのであった。日々、ばかげたまちがいを繰り返して行くより他ないみたいだ。学んでも学んでも、すっかり忘れて次の一歩。飲まぬのが不思議なくらいだ。毎日ミーティングだ。自分はそんなものである。
原子力発電所で外部からの電源が遮断された今回のようなケースのときに、自家発電するためのディーゼル発電機がある。そしてもしこれもトラブルに巻き込まれたらにっちもさっちもいかなくなるので、念のためディーゼル発電機は2台ある。おそらく日本の原発はすべてその仕様になっていると思われる。福島第一もそのようだった。しかし最悪の事態が起こり、そのディーゼル発電機のための燃料タンクが津波で冠水して使えなくなってしまったのだ。悪いことが重なるのである。多重防護思想で設計されているにもかかわらず、多重に事故が重なるとまったく無力だ。しかも水素爆発で建屋の屋根が吹き飛んでしまった。
外部電源が接続されれば、ようやく事態は収束に向かう。冷やして閉じ込め、除染すれば、平時に戻るはずである。いつかぼくにも出番が来るかもしれない。
仮住まいだった志村の借家を引き払い、墨田区に引っ越した。やっと暖かい部屋の中で過ごせる。と思いきやもう春の足音も近い。三寒四温ではあるが、安定した快適なマンションの生活が始まった。
段ボールの箱詰めから何から何まで、引っ越し業者に全部お任せでやってもらった。まるで法人の引越だ。荷物はたいして多くないが、指示してほったらかしで済む引っ越しである。重いものを運ばなくてよい。埃まみれにならなくてよい。いままでやってきた引越とは全然違う。ひとりだときっと安く済ませるためにそうしていたと思うが、いまはもう自分一人ではない。
引越マニアのように三・四年おきに移り住んできた自分としては、電気もガスも水道も、手続きは手慣れたものである。しかしいつも難航するのがADSL。なんであんなに厄介なのだろう。引っ越した瞬間にインターネットが使えたことなどほとんどない。引っ越し日が何週間も前からわかっているのに、プロバイダが回線業者やNTTとうまく連携を取ってくれない。まだ引っ越してもないのに回線調査してしまうし、そうなれば当然NGである。今回も苛立ちながら、ADSLの開通の様子を見守っていた。それでも五日目には開通したので良しとするか。
東武の沿線でふたたび暮らし始めることとなる。数年前の東上線と、今回は亀戸線。なぜか伊勢崎線が「スカイツリーライン」などと名乗っている。曳舟で乗り換えて東武を乗り継ぎ、あとは都営地下鉄を乗り継いで本郷三丁目まで通う。結婚してから都営地下鉄生活が続いている。猪瀬直樹が知事になったのだから、著書通り都営とメトロを一本化してほしい。そうすれば安く早く大学までたどり着ける。
春休みの時期なので腰を据えてゆっくり引っ越しもできた。不動産取得もそろそろこれで打ち止めだろうか。ここなら来年以降に大学院に進学したとしても、本郷でも柏でも楽に通える。都内の東側エリアは昭和63年~平成2年の文京区在住以来である。荒川や隅田川が氾濫しないことを祈る。平成の時代に洪水は滅多にないか。
● ヒロシ [非常に危険な状況のなか、職務にあたられている方々に感謝します。 ネットにも流言飛語が飛び交ってるね うがい薬飲んだら..]
● SLASH [ご無事を確認して安心しました。 他の仲間の無事も祈っています。]